KSC製M9

  








番外編！修理がほぼ完了したのでM9自体のことにも触れときましょうか

ベレッタ社のM９２FS・・・・おそらく映画などで出る機会が多いので皆さん名前は知らずとも
姿は一度は見てるはず。
M1911A1（コルトガバメント）の後任としてアメリカ軍に採用されて以来の売れっ子モデルです。
銃器業界において公的機関に採用されることは商品としてのPR要素になります。ましてやアメリカ軍です。
みんなブランドモノの銃を買うんだよね。（エアガンも同じ。）
でそのベレッタM９２FSの軍用名が「M9」。つまり両者は刻印が違うだけです。

実銃の話は有名過ぎるので他所のサイトのほうがよっぽど詳しいです。このぐらいにしときましょう。

山梨のメーカー、KSCがモデルアップしたのはそんな銃です。
今は亡きMGCというモデルガンメーカーの下請けだったのですが、MGC消滅（潰れた）に伴い自社ブランドで販売するようになりました。
下請け時代から表面の美麗な仕上げには定評があります。









グリップ。商標のゴタゴタでベレッタマークが使えないのでKSCマークが入っています。
こいつのせいでリアルさ半減・・・・
ただし実銃互換なので４０００円程度で実銃ノーマルグリップが買えるので（機能に直接関係無い実銃部品は普通に輸入されてます。）それと取り替えることも可能。買おうかな？









東京マルイ製M92FSと比較。微妙にグリップの高さが違ったりする。（気のせいかも？）
同じモデルでも細かい点で各エアガンメーカーごとに差異が出てきます









マガジンも比較。下がKSC
表面はスチールプレスなのでメチャリアル。ただしガスの気化効率が劣る。
そして弾が入れづらい。








バレルのロック機構は本物同様。おかげで動かすと「カチャリ」と小気味良い音がします。


肝心の命中精度？測ってないｗ

ＫＳＣの銃は基本的に鬼ホップ（※弾にバックスピンをかけてパワーを上げるずに飛距離を伸ばす仕組み。強くかける弾道が上へそれてしまう）なのであまり期待しませんでしたがまあまあかな。



３００円で買ったこの「病弱なお嬢さん」なM９.
ま、修理費もそんな掛からなくて済んだので買って正解だったかな？

KSC製M9修理日記5

(クリックすると大きくなるかも)



で、注油とすり合わせ。
でもすり合わせはほとんどやってない。単なるオイル切れか？
デコックを何回もやって作動しない時の法則を調べる。
するとスライドとフレームにクリアランスができてるのを発見。
もちろん、クリアランスつまり隙間がないとスライドは上手く動かない。
つまり設計の段階で作ってある「遊び」だ。
でカタカタずらしてみると片側に寄った時に作動しないことが判明。
どうもフレーム側（画像左）のドコッキングのポッチとスライド（画像右）のセイフティーカムが噛み合わないときがあるのだ。
あるいはデコッキング関係の部品ではなくディスコネクタ関係（M9、M92F系はトリガーバーが役割を担っている）かもしれない。

いずれにしてもスライドのクリアランスをどうにかしないといけない。
とりあえずフレームのスライド滑走部表面に接着剤を盛って遊びを減らすかな。

KSC製M9修理日記４

とりあえず仮組み完了。あんま外見的変化ないから写真ナシ。

で

弾3発込めて作動させて見る。

「バシャ！」・・・・・とりあえず動いた！

とりあえず見つけた故障箇所以外に問題はないらしい。
ただ、ブリーチとシリンダー（？部品名ワカラン）が擦れすぎてるかも。


セイフのデコック機能（一度起こしたハンマーをもとの位置に戻すメカ）は生きているかな？

「カチッ（セイフティをONにする）・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・パチン！（ハンマーが落ちた音」

なんか動作に時間掛かったけど多分大丈夫！（ぉぃ
どうやら部品同士の噛み合わせがよろしくないようです。改善の余地ありか？
弾道はそれなりに良い感じの線いってます。
初速は0.25ｇで3発平均６８．５ｍ/ｓ・・・・計算してみると０．５ｊ。ガスガンですからこれから夏になると
パワーがあがってしまうでしょうが全然大丈夫です。

今回の試射でわかった問題点を次回解決したいと思います。続く！